ポーランドに砂漠?スウォヴィンスキ国立公園です!

この間Facebookにバルト海のきれいな夕日の画像をシェアしたので、今日はこのエリアの素晴らしい国立公園をご紹介します。😉
 北ポーランドのスウォヴィンスキ国立公園Słowiński National Parkはこのバルト海沿岸32.5kmにわたる広大な国立公園で、風と共に刻一刻と形が変わる移動砂丘が特に有名です。あちこちにある枯木はかつてそこが森の一部だったということを思い出させてくれます。風が動かす砂に木が埋もれると枯れて、長い年月を経て砂丘と枯れ木の特異な景観が生まれました。


 このスウォヴィンスキ国立公園、実は半分は水域なのです。淡水の沿岸湖としては国内最大のウェプスコとガルドノ、さらに先に書いたバルト海沿岸が含まれています。これらの湖の南岸は大きな泥炭地帯でいろいろなミズゴケ属の植物のほか、ヤチスギランやツリガネエリカのような保護種の植物があります。
 園内の森林の多くを占めるのはヨーロッパアカマツ。そしてそのアカマツがこの国立公園の独特な松林を形成しているのです。またここは250種を超える鳥類のサンクチュアリ。ツクシガモ、ハシビロガモといったカモが多くなっています。この地に飛来する渡り鳥の中にはカオジロガンのような珍しい鳥もいます。
 スウォヴィンスキ国立公園は手つかずの自然を体感できる国内でも1,2位を争う超大規模な国立公園。国際的にも重要視されていることは、世界生物圏保護区(MAB計画)の地位とラムサール条約の保護区に指定されていることからもわかります。
 ちょっと長くなりましたが、とにかく一度は訪れてみたい名所の1つです。🙂

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