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6/18は渋谷のポーランド・フェスティバル2022へ

やっとみなさんに2022年のポーランドフェスティバルのご案内ができるようになりました。毎年足を運んでくださっている皆さんも多いと思いますが、今年6/18にまたお会いできるのを楽しみにしています!ステージイベントはインターネット配信されるので遠方の方もご参加くださいね。 続きを読む

ワルシャワの人魚の伝説をご紹介します

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ワルシャワの町のシンボルは
人魚です。アンデルセンの童話のイメージとははるかにかけ離れたイメージで、凛としたクールな表情に、盾を持ち、剣を振りかざしているのがワルシャワの人魚。今日はこの人魚にまつわる伝説をご紹介しましょう。
昔、ワルシャワが小さな集落だった頃のお話です。村にはそばを流れるヴィスワ川で漁をして生計を立てていた男たちがたくさん住んでいました。この川には魚だけでなく、美しい亜麻色の髪をした人魚が棲みついているともっぱらの噂となっていました。

ある日のこと人魚がバルト海からヴィスワ川をさかのぼって、この村までやってきました。そして川岸の砂の上で心地よさそうにひとやすみして、あたりをふと見まわしたところ、なんとも素敵な場所であることに気が付きました。

『あら、なんてすてきなところなのかしら』
すっかりその土地が気に入った人魚は漁師たちが仕事をしているのを見物したり、静かな場所で泳いだり遊んだりして過ごし、夕闇が迫ってくると静かに川のなかに潜って眠るという日々を送っていました。

お茶目な人魚はこういう淡々とした生活にすぐに退屈してしまい、ある日漁師の仕掛けた網にちょっといたずらをして、かかっていた魚を逃がしてしまいました。
「魚を逃がすやつがいる!さては人魚か、痛い目にあわせてやる!」
人魚の仕業だと気づいた漁師たちはカンカンです。

ぷんぷん腹を立てる漁師を見てすっかり愉快になった人魚は、鈴のような声で笑い転げていました。そしてその後も何度もひどい目にあわされた漁師は、いたずら者の人魚を捕まえて懲らしめようと考えました。
人魚はといえば、そんな漁師の怒りを知る由もなく、次はヴィスワ川の物語を歌にして口ずさみはじめたのでした。うるわしい歌声には人も動物もだれもが惚れ惚れしてぞろぞろと集まってきました。ビーバーは巣から顔をぴょっこりと出してうっとり。カラスも川に浮いた木の上にで羽根を休めてじっと聞き入っていました。

最初は人魚に思い知らせてやると息巻いていた漁師たちも、この世の物とは思えない美しい声にすっかり魅せられてしまい、最後はこれまでのいたずらを堪忍してやることになったほどでした。
 ところが、その様子をこっそり陰から見ていたのが村のよくばり商人だったのです。
「へへ、この歌声でひと儲けしてやろうじゃないか…」
親切そうなふりをした人魚に声をかけた男は、突然彼女を木箱に閉じ込めてどこかに連れて行こうとしまいました。

 囚われて悲嘆にくれる人魚の悲しい歌声は、水の流れにから川面のもや、そして水辺の草に絡まるように広がって行きました。かずかに聞こえる悲しい声で窮地を知った村の若い漁師は、腹黒い商人の企みに気づいて仲間といっしょに美しい声の主を救いだし、川に帰してやりました。

 自由になった人魚は人間の恩に感謝して、いつかワルシャワが危機に見舞われた時には今日の御恩を忘れずに馳せ参じて守ることを約束すると、ゆっくりと水の中に消えてゆきました。その約束通り、今でも人魚は剣と盾を手にしてワルシャワの街を変わることなく守ってくれているのです。

ワルシャワの旧市街広場にある人魚の像を一度注意してごらんください。そう、ヴィスワの河畔にも街を守るために右手で剣を振り上げ、左手には盾を持った人魚の像がありますよ。ここは前にあるプロムナードを川沿いに散歩できるなかなか素敵なスポットです。


ある日のこと人魚がバルト海からヴィスワ川をさかのぼって、この村までやってきました。そして川岸の砂の上で心地よさそうにひとやすみして、あたりをふと見まわしたところ、なんとも素敵な場所であることに気が付きました。

『あら、なんてすてきなところなのかしら』
すっかりその土地が気に入った人魚は漁師たちが仕事をしているのを見物したり、静かな場所で泳いだり遊んだりして過ごし、夕闇が迫ってくると静かに川のなかに潜って眠るという日々を送っていました。

お茶目な人魚はこういう淡々とした生活にすぐに退屈してしまい、ある日漁師の仕掛けた網にちょっといたずらをして、かかっていた魚を逃がしてしまいました。
「魚を逃がすやつがいる!さては人魚か、痛い目にあわせてやる!」
人魚の仕業だと気づいた漁師たちはカンカンです。

ぷんぷん腹を立てる漁師を見てすっかり愉快になった人魚は、鈴のような声で笑い転げていました。そしてその後も何度もひどい目にあわされた漁師は、いたずら者の人魚を捕まえて懲らしめようと考えました。
人魚はといえば、そんな漁師の怒りを知る由もなく、次はヴィスワ川の物語を歌にして口ずさみはじめたのでした。うるわしい歌声には人も動物もだれもが惚れ惚れしてぞろぞろと集まってきました。ビーバーは巣から顔をぴょっこりと出してうっとり。カラスも川に浮いた木の上にで羽根を休めてじっと聞き入っていました。

最初は人魚に思い知らせてやると息巻いていた漁師たちも、この世の物とは思えない美しい声にすっかり魅せられてしまい、最後はこれまでのいたずらを堪忍してやることになったほどでした。
 ところが、その様子をこっそり陰から見ていたのが村のよくばり商人だったのです。
「へへ、この歌声でひと儲けしてやろうじゃないか…」
親切そうなふりをした人魚に声をかけた男は、突然彼女を木箱に閉じ込めてどこかに連れて行こうとしまいました。

 囚われて悲嘆にくれる人魚の悲しい歌声は、水の流れにから川面のもや、そして水辺の草に絡まるように広がって行きました。かずかに聞こえる悲しい声で窮地を知った村の若い漁師は、腹黒い商人の企みに気づいて仲間といっしょに美しい声の主を救いだし、川に帰してやりました。

 自由になった人魚は、人間に感謝して、いつかワルシャワが危機に見舞われた時には、この恩義を忘れずに馳せ参じて街を守ることを約束すると、ゆっくりと水の中に消えてゆきました。そのためワルシャワの人魚は剣と盾を手に、ワルシャワの街を変わることなく守ってくれているのです。

ワルシャワの旧市街広場にある人魚の像を一度注意して見てください。剣を振り上げているでしょう? ヴィスワ川のプロムナードにも人魚の像がありますよ。( 下の写真)

 

 

2020年夏、ボレスワヴィエツの陶器祭りに行ってみたい!

今年の夏の旅行先を探しているなら、ポーリッシュポタリーの産地で開催されるお祭として人気急上昇中のボレスワヴィエツ陶器祭りはいかがでしょうか?ボレスワヴィエツはポーランド南西部、ドイツとの国境近くの小都市。昔からほっこりとした風合いのボレスワヴィエツ陶器の産地として知られてきました。日本ではポーリッシュポタリーという名前で女性を中心に人気になっています。現地で買えば品数も豊富でもちろん価格もお得!
今年の日程は2020年8月19日~23日です。
イベントの雰囲気をとりあえず見たいならとりあえずこの動画がおすすめ。ホテルもあまり多くないので、もし現地での宿泊を考えているなら先手必勝です。

アクセス
LOTポーランド航空利用なら成田からワルシャワへ。ワルシャワ空港で乗り換えてヴロツワフへ。または他航空会社を利用してヴロツワフ空港へ。空港から駅まで移動し、ヴロツワフ本駅より電車でおよそ1時間半かかります。
電車の時刻検索はこちら(英語)
LOTポーランド航空 (日本語あり)
ワルシャワやポズナンなどほかの都市からのアクセスも上の時刻検索を利用すれば、日時を選択して調べられます。
こちらはヴロツワフ空港⇄市内のタクシー料金を確認できる便利なサイトです。
TAXI Fare Finder (英語)