5/18はポーランドフェスティバル2024へ

2024年5月18日、六本木ヒルズアリーナで「ポーランドフェスティバル2024」が開催されます。

今年も、クラシックからジャズ、ポップスまで、ポーランドのいろいろなジャンルの音楽とフォークダンスのステージがあります。

また、おいしいポーランド料理を味わえるフードコーナーや、Made in Polandの雑貨やコスメが揃うコーナーもあるのでショッピングも楽しめます!  😊


【イベント詳細】
– 日時:2024年5月18日(土)11:00〜19:30
– 場所:六本木ヒルズアリーナ
– 主催:ポーランド広報文化センター
– 共催:駐日ポーランド共和国大使館、ポーランド政府観光局

みなさまのご来場をお待ちしています!

2024年ワジェンキ公園ショパンピアノコンサートのお知らせ

ワジェンキ公園ショパンピアノコンサートの様子

こんにちは!😊
今日は、ワルシャワの名物のひとつになっているワジェンキ公園のショパンピアノコンサートの最新情報をお届けします。
第65回になるショパンピアノコンサートの今年の開催日時は次の通りです。
2024年5月19日から9月29日
毎日曜日、昼12時と午後4時の2回開催です。 続きを読む

EU Village 2024: ヨーロッパの魅力に触れる特別な一日

遠くて近いヨーロッパをほんのりと感じて

遠く離れたヨーロッパの大使館が各国のPRブースを展開する「EU Village 2024」。
ヨーロッパといっても、普段知っているようで、実はよく知らない国もあったりするかもしれません。この「EU Village 2024」様々な国々の人々と交流しながら、世界の広さと人々の温かさを実感できるイベントです。
日EU代表部開設50周年になる年は、欧州各国の文化&伝統をKITTE丸の内アトリウム&テラスで体験できるんですよ。そして、とくにおすすめしたいのがポーランドからやってくる「シロンスク」舞踊団です。

学校の運動会でフォークダンスを踊ったことを覚えていますか?

そういえば、学校の運動会でフォークダンスを踊ったことがある皆さんも多いと思います。
体育の時間にフォークダンスの練習をするのがいやだったという本音話がありますが、フォークダンスの奥深さを事前に学習する時間があれば、きっともっと興味を持って取り組めたんじゃないかなあと今になれば思います。😅
シロンスク舞踊団はマゾフシェ舞踊団に並ぶポーランドのフォークダンスの魅力をを世界に広げることを使命としたトップレベルの舞踊団です。私たちの記憶の隅になんとなく残っている「フォークダンス」のイメージを、美しく、感動的な踊りがすっかり変えてくれることでしょう。

皆様をお待ちしています

EU Village 2024にはポーランド大使館がブースを出展し、皆様をお待ちしています。
会場は東京駅至近で雨でも濡れずにアクセスできます。ブースではポーランドの観光情報のリーフレット、ワルシャワやグダンスクのマップ等々いろいろご用意していますので、旅行を予定している皆様、この機会にぜひお持ち帰りくださいね。
各国のステージイベントやブースの魅力もお楽しみに。皆様のご来場をお待ちしています。

イベント情報

会場 KITTE丸の内アトリウム・テラス
東京都千代田区丸の内2丁目7-6
日時 2024年5月11日 11:00 – 17:00

アクセス: https://marunouchi.jp-kitte.jp/guide/access.jsp

10/1-4のファムツアー参加者募集します

皆さん、こんにちは。

今日は旅行会社で商品の造成を行っている方を対象にしたファムツアーのご案内をお届けします。

10月初旬にポーランドの旅行業界のイベントBUY POLANDの一環として、自然の宝庫である東部地方へのファムトリップを実施することになりました。
世界遺産、文化遺産、そして何よりも黄葉がみごとな秋のポーランドへご案内いたします。

現在、申込受付中です。

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ポーランドファムツアーのご案内 ■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

実施期日 2024年10月1日~4日 (東京からワルシャワまでの往復時間は含まれていません)

参加費: 無料(ただし、日本国内の指定の空港までの交通費・宿泊費・食費、および海外旅行保険加入費は含まれません。)
東京ーポーランドエコノミークラス往復航空券、現地プログラムが含まれます。

対象: 日本の旅行会社とツアーオペレーター会社て商品の企画・造成に携わっている方
募集人数: 5名まで

※基本的に英語でのご案内になります。

視察先:ポーランド東部3地方から1つを選択できます。

1. Podlaski ポドラスキ地方
(ワルシャワ東方、世界遺産「ビャウォヴィエジャ原生林」が見所)

ポドラスキ地方について

2. Podkarpacki ポトカルパツキ地方
(クラクフ東部、世界遺産「カルパチアの木造教会群」等が見所)

カルパチアの造教会群について

3. Warminsko-mazurski ヴァルミア・マズーリ地方
  (ポーランド北東部、リトアニア国境に近い湖水地方、丘を船で渡るエルブロンク運河で有名。)

ヴァルミア・マズーリ地方について

ご参加希望の方は2024年2月16日までに以下のURLに必要事項をご記入の上、お送りください。
オンライン申込フォーム

 

注目!2023年ミシュランガイドが選んだポーランドのレストラン

みなさん、こんにちは。
今日は最新のニュースをお届けします。

6月19日、世界的に権威のあるミシュランガイドが新たなレストランの評価を発表しました。このガイドは1900年から発行されており、世界最高峰の料理ガイドとして評価されています。

今回の評価で、ポーランド各地のレストランが素晴らしい成績を収めました。2つ星を獲得したのはクラクフの「Bottiglieria 1881」、1つ星はポズナンの「Muga」とワルシャワの「NUTA」が誇り高く名を連ねています。さらに7軒のレストランがビブグルマンを獲得し、39軒が推薦リストに名を挙げました。以下、ビブグルマンを獲得したレストランです:

以下が今回入賞したレストランのリストです。

2つ星Bottiglieria 1881(クラクフ)
1つ星Muga(ポズナン)、NUTA(ワルシャワ)

ビブグルマン
– ワルシャワ:AlewinoKieliszki na PróżnejKoneser GrillLe Braci
– ポズナン:FromażeriaTU.REStAURANT
– クラクフ:MOLÁM

オススメのお店
– ワルシャワ:Bez Gwiazdek,c, Concept 13, Dyletanci, elixir by Dom Wódki, Epoka, Europejski Grill, Fiorentina, Hub.praga, Kontakt, Muzealna, Nobu Warsaw, Nolita, NOTA_RESTO by Tomasz Leśniak, Rozbrat20, Szóstka
– ポズナン:62 Bar & RestaurantA nóż WidelecDelicjaNOOKSPapaveroSPOT.The TimeZen On
– クラクフ:Albertina, Amarylis, Artesse, Copernicus, Farina, Filipa 18, Hana Sushi, Karakter, Kogel Mogel, Pod Nosem, Pod Różą, Szara, ZaKładka Bistro de Crakovie, Zazie Bistro
– コシチエリスコ : Giewont

ミシュラン・プレートの授賞式は6月27日にポズナンで行われます。ポーランドを訪れた際は、ミシュランガイドのレストランで、質の高い料理と心温まるサービスを体験してみてくださいね。

8月はヤヴォルの「パンとピェルニク祭り」

ポーランドの南西部にある小都市ヤヴォルJaworは世界遺産の平和教会で知られていますが、じつは伝統あるパンの町としても有名で、毎年夏になるとパンとピェルニク祭りŚwięto Chleba i Piernika が開催されています。ピェルニク(ジンジャーブレッド)は、シナモンやスパイス類を調合して生地に加えた伝統の焼き菓子で、ショパンも大好きだったといわれます。

ヤヴォルのパンとピェルニク祭りfot.burmistrz Miasta Jawora Emilian Bera

この「パンとピェルニク祭り」は、700年の歴史が培った食文化の伝統を体現したお祭りです。
ヤヴォルのパン作りは昔から広く知られており、その味はこのドルヌィ・シロンスク地方の無形の遺産であり、また地元の人々の文化、アイデンティティの一部となっているといっても過言ではありません。
国際パン見本市に続いて開催される「パンとピェルニク祭り」では熟練したパン職人が種類や味、焼き方も千差万別の手作りパンを披露。工場で大量生産されるパンとは一線を画した、素材のうまみと香ばしい奥深い風味。そして適度な歯ごたえと柔らかさが作りあげる絶妙なハーモニーは感動もの。そんなパンは、一度食べたら病みつきになるおいしさ!とくに焼きたてのまだ温かいパンはおいしすぎて何もつけなくてもいただけますよ。

シナモンやスパイスの香りがしてきたら、そこはピェルニクの世界を体験できるゾーンです。16世紀から受け継がれていたレシピと匠技の手の込んだ装飾、そして何よりもその味わい。プロが作るアニメキャラクターや動物、花などのジンジャブレッドはじつにみごとで、ピェルニクの絵付け体験コーナーもあり、自分だけのオンリーワンの作品を作ることができます。

会場は世界遺産の平和教会からも歩いて数分なので、夏の旅行をご予定ならぜひおすすめしたいイベントの一つです。

開催日時|2023年8月25日~27日
場所|ヤヴォルの旧市街広場

ヴロツワフからシフィドニツァへの路線検索はこちらから

ポーランド政府観光局記事 世界遺産ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群
ヤヴォルで必ず訪れたい場所はここ。17世紀半ばのキリスト教の宗教紛争の終結と平和の象徴として建てられた教会で、外観の質素さからは想像もできない豪華絢爛な内部には圧倒されます。

数千人もの信者が入ることができる巨大な建造物には石や金属は一切使われていない。  写真:升谷玲子

平和教会は漆喰と木材などを利用してわずか1年の間に築かれたプロテスタントの教会 撮影 升谷玲子

東京でポーランド語を学ぶこどもたち

今日は大使館付属ポーランド語補習校でお話を伺ってきました。 日本にこういう学校が日本にあることを皆さんはご存知でしたか?

この学校はポーランド大使館付属ヤヌシュ・コルチャック記念ポーランド語補習校といいます。日本に住むポーランド国籍の子どもたちや両親の片方がポーランド出身の家庭の子どもたちがポーランド語や文化を忘れないために2008年に創立された学校で、言語の運用を中心に生徒の年齢に合わせた指導を行なっています。

授業は中目黒で1か月に2回あり、ポーランドで現地校に通い帰国したお子さん、またこれからポーランドに着任される日本の家庭の子どもも受け入れを行っています。その他の場合もお問い合わせいただければとのことです。

現在5歳児から17歳までの生徒が、ネイティブの先生の指導で楽しく勉強しています。 なんとなく寺子屋を思わせる家庭的な温かい雰囲気の学校です。

お勉強は1回約2時間。中学校生以上ならオンライン学習(1回75分)も選べるので地方にお住まいの方も参加しやすいと思いました。

年間に季節に合わせて色々な行事があり、子どもたちもとても楽しみにしています。こちらの写真は学校の遠足のワンシーンで、去年は箱根に行ってきたそうです。

大涌谷に行きました!

授業料は月2000円、オンラインの場合は月3000円で前納になります。(都合がつかない時の振替も可。)オンラインのプライベートレッスンについては個別にメールでご相談ください。

みんなで「はいチーズ♪」

 今日は知ってるようで知らなかったポーランド語補習学校をご紹介しました。🇵🇱
お問い合わせ、見学希望等は下のE メールアドレスに直接ご連絡ください。🙂

   E-mail: szkola.tokio@gmail.com

 

ピアノから大空へ女性パイロット  ヤニーナ・レヴァンドフスカ

 

ヤニーナ・アニトニーナ・ドヴボル=ムシニツカは、1908年4月22日にハルキィエフに生まれました。
父はポーランドのサンドミエシュ出身で、日露戦争にも従軍したことのある帝政ロシア軍の中将、後年ポーランド軍の総司令官ともなったユゼフ・ドヴボル=ムシニツキ。そして母のアントニーナは類まれな音楽の才に恵まれた女性でした。 

1918年に帝政ロシアが崩壊すると一家はポーランド西部ヴィエルコポルスカ県に移住。幼いころから母親から音楽の英才教育を受けていたヤニーナはポズナンの名門女子高等学校に通い、続いてポズナン音楽院でピアノと声楽を学びました。
スキーや乗馬が好きで、高校生の頃からは当時世間から注目を浴びていた飛行機にも深い関心を持ち始めていました。

音楽院在学中にポズナン公演を予定していた劇団と歌手として出演する話が持ち上がりましたが、その広告の中に娘の名を見つけた父の逆鱗に触れてしまった事が彼女のその後の運命を変える転機になりました。
 得体の知れない三文劇団にドヴボル=ムシニツキ家の名が出るとは何たることと厳しく咎める父に納得がゆかず、卒業寸前に音楽院を退学。
そして、当時は将軍家の子女の仕事ではなかった郵便局勤めを始めて、自活を試みた時期もありました。
 じつは給料よりも職場で使われていた無線と電信技術が学べることがこの職場の大きなメリットでした。飛行機に乗るという夢に近づくための第一歩!パイロットになるためにはこういった技術に関する知識が欠かせなかったのです。

ヤニーナは大空を飛ぶ日を夢見て、ポズナン郊外のワヴィツェ空港に暇があれば通っていました。飛行クラブに所属し、最初はグライダー、そしてついには飛行機の操縦免許を取得しました。やがてポーランド軍に配備されていたRWD8型機の操縦訓練に取り組み、この型の飛行機を乗りこなす数少ない女性パイロットとして、さらにヨーロッパでは女性初の高度五千メートルからのパラシュート降下に成功した人物としてその名が知られるようになりました。 

今度ばかりは父親も頭ごなしに叱る理由をみつけられず、「パラシュートで飛び降りるようなジャジャ馬娘など、嫁の貰い手もないだろう」とぼやいていていたと言われます。 

しかし間もなく気の合う飛行機野郎、ポーランド軍の中佐ミェチスワフ・レヴァンドフスキが現れます。1939年6月に2人は結婚し、別々の町にあった旧居の処分や新居の準備、また9月にワルシャワで開催されることになっていたグライダー選手権大会への出場に向けて短い夏を奔走していました。
世の中にはドイツがポーランドへ今にも侵攻するのではという噂が広がり、不穏な空気が張りつめていました。この不吉な予想は現実となり、8月末にはついに予備役の軍人に召集がかかったのでした。

開戦3日目の9月3日、少尉の軍装に身を包んだヤニーナは、小さなトランクを持つと指定の部隊に合流するために飛行クラブの仲間3名とともにポズナンを発ちました。その日、ほぼ入れ違いで帰宅したミェチスワフはヤニーナが駅へ向かったと知って大急ぎで後を追いましたが、列車は目の前で発車。それが2人の永遠の別れとなりました。

ヤニーナと仲間3名はポーランド東部へ移動中のポズナンの第3航空基地の一隊に出会い、彼らと行動を共にし、5日後にはポーランド東部の町ルブリンを経てフシャティン(現ウクライナ領)に到着しました。しかし、9月17日にはソ連軍が東部国境を越えて突然ポーランドに侵入。そのため部隊は南ポーランドへ向かう命令を受けて移動したものの、ソ連軍に包囲され、指揮官は降伏して、投降するという苦渋の決断をしました。

こうして捕虜となった将兵のなかにヤニーナ・レヴァンドフスカも入っていました。ソ連のオシタコフ捕虜収容所を経て、1939年12月にコジェルスク捕虜収容所に移されます。ポーランド人捕虜はNKVDによる厳しい取り調べと身元の調査が行われており、反共産主義者、帝政ロシアの軍人で、ロシア革命後は共産主義に反対する白軍を率いて戦ったユゼフ・ドヴブル=ムシニツキ将軍の娘であると即ばれなかったのは奇跡と言われています。

2万数千のポーランド軍将校が虐殺されたカチンの森の事件の中で唯一見つかったと女性の遺体。

ヤニーナ・レヴァンドフスカが亡くなったは1940年4月22日。奇しくも彼女の32回目の誕生日のことでした。

 

 

欧州ゴシックレンガ街道を歩く – グルジョンツの旧穀物倉庫群

グルジョンツは、トルンからヴィスワ川を下り、グダンスクに行く途中にある人口9万人ほどの都市で、あたかも城壁のように見える中世ゴシックレンガ造りの穀物倉庫群(13世紀から17世紀)で有名です。
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魅力いっぱいのグダンスク

ポーランドに詳しい方ならすぐにピント来ると思いますが、今日のテーマであるグダンスクはポーランド北部の中心都市で、ヴィスワ川がバルト海にそそぐ河口のデルタ地帯に発達したグダンスク湾を臨んでいます。13~14世紀にはバルト海沿岸地域の貿易の窓口となり、ヨーロッパ北部経済圏を支配したハンザ同盟の一員として繁栄を誇った歴史を持っています。現在もポーランド北部の顔といえる歴史・文化・観光の拠点都市です。

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