ダ・ヴィンチ +クラクフ=名画「白てんを抱く貴婦人」だけじゃない

Slawomir Zubrzycki & viola organistaLudek, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Slawomir_Zubrzycki_%26_viola_organista.jpg

ポーランド南部クラクフは世界遺産の歴史地区で知られる観光都市ですが、このクラクフはレオナルド・ダ・ヴィンチに「縁」のある町。市内のチャルトリスキ美術館蔵の名画「白てんを抱く貴婦人」はとにかく有名。でも、ほかにもこんなご「縁」があるのです。

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ほっこりノスタルジックなワルシャワの旅 – 路面電車

ほっこりノスタルジックなワルシャワの旅 – 今日は路面電車(トラム)のお話です。
みなさんはヨーロッパで最初に路面電車が走ったのはどこか知っていますか?
答えは1854年のパリ。その後ロンドンが1860年、ジュネーブ1862年、ペテルスブルク1863年、そして1865年にウィーンとベルリン、その1年後の1866年12月がワルシャワになります。
ワルシャワに初めて登場した元祖トラムは車両を馬が牽引するもので運賃はひとり15コペイカでした。その当時15コペイカがどういう価値があったかというと砂糖500グラムの値段だったそうですよ。レトロな馬のトラムは20世紀に入ると徐々に電化が進み、1908年春から16年の間にすべて電化へ切り替わりました。

ワルシャワに比較的早く路面電車が走るようになったのは、当時ポーランドを分割していた三か国の首都(ベルリン、ウィーン、サンクト・ペテルスブルク)への移動をスムーズにするためで、ワルシャワ市内に点在した終着駅の接続便として開業しました。下の写真はワルシャワ・ペテルスブルク駅(今のWarszawa Wileńska駅)とワルシャワ・ウィーン駅(現存せず)を結んでいたトラムです。

ワルシャワ・ペテルスブルク駅(現ワルシャワ・ヴィレンスカ駅)はヴィスワ川の右岸プラガ地区にあり、ペテルスブルク・ワルシャワ鉄道の西の終着駅でした。帝政ロシアでは線路に5フィート軌間が使われていたため、ヴィスワ左岸にあったワルシャワ・ウィーン駅までの接続としてトラムが活躍しました。ワルシャワ・ウィーン駅はワルシャワ・ウィーン鉄道の駅で軌間は1435ミリだったのです。その昔の名残で、1948年まではワルシャワの路面電車の7.6キロメートル分が1525ミリの幅になっていましたが、のちにすべて1435ミリに統一されて今に至っています。
150年以上もの間ワルシャワで市民や旅行者の足となってきたトラムは飛行機よりも自動車よりも歴史がある乗り物です。ワルシャワに立ち寄ることがあれば、トラムで歴史巡りのワンデートリップを楽しんでみてはいかがでしょうか?

ワルシャワ・ペテルスブルク駅
ワルシャワ・ウィーン駅(現存せず)

12月28日より2021年1月17日までポーランド入国に新たな規制

ポーランド入国の規制に関する情報をお知らせします。
12月28日より1月17日まで外国人がポーランドに入国する場合、一部の例外を除き、従来の10日間の隔離措置が義務付けられます。航空機、列車、バスなどあらゆる入国手段が該当する予定です。「隔離措置」は日本でいう自主隔離の要請レベルではなく、違反に対しては罰則規定がある厳しいものですのでご注意ください。
ホテル、商業関連施設(食料品等、生活必需品を販売する店を除く)とスキー場が閉鎖され、大晦日は19時から1月1日の6時までの外出が禁止されます。

以下に日本大使館領事部からの情報(12月23日発行)を転載しています。ポーランドに限らず海外へ渡航せざるを得ない方、また長期滞在を予定されている方は常に新しい情報を事前に外務省の「たびレジ」への登録を強くおすすめいたします。
たびレジ – 外務省 海外安全情報配信サービス (mofa.go.jp)

ポーランド在住の皆様
たびレジ登録者の皆様


<ポイント>
○21日にお知らせしました、12月28日から実施される入国者に対する隔離措置の詳細が判明しました。
○この措置は、国籍にかかわらず、航空機、列車、定員が運転手を含む9人以上の車両(例えはバス)によるポーランドに入国する場合に課されます。
○隔離期間中は、日本の自主隔離とは違い、隔離滞在場所から出ることは出来ません。また、隔離用アプリの使用を求められ、スマートフォンを所持していない場合は、毎日隔離滞在場所に警察官が確認に訪れます。なお、違反すると罰則があります。

 21日にお知らせしました12月28日から来年1月17日までの更なる国内制限強化措置のうち、「多人数の乗り合わせる交通機関での入国者に対する10日間の隔離措置」について、詳細が判明しましたので以下のとおりお知らせします。

1 対象者
(ア)航空機で来る者
(イ)列車で来る者
(ウ)次に該当する車両で来る者
(a)公共交通機関である車両
(b)運転手を含む定員が9人以上の車両
(c)国際運搬に使用される車両
(d)有料国際運搬に使用される、運転手を含む定員が7~9名までの車両

2 主な対象外となる者(詳細は当館HP(https://www.pl.emb-japan.go.jp/files/100130147.pdf)を参照ください)
(1)航空機、列車等の乗組員
(2)国際運搬を行う職業運転手
(3)外交団の団員、国際機関代表及びその家族
(4)ポーランド国内で就学する生徒及び保護者
(5)ポーランドの大学に在籍している大学生、大学院生、専門学校の学生
(6)ポーランド国内で研究活動をしている者
(7)ポーランドの文化遺産の保護に関わる業務を同国外で行う者
(8)ポーランド国内出開催されるスポーツ大会に関わる者(選手、監督、医師、審判等)
(9)新型コロナウイルス感染症の予防接種を受け、その証明書を所持している者
(10)ポーランド以外のEUまたはEFTA加盟国、欧州経済領域諸国及びスイスにある居住地への移動のためにポーランド国内を通過するEUの長期滞在許可又は永住権を有する外国人及びその配偶者や子供

3 本件隔離措置は、日本の自主隔離とは違い、食料品の調達を含め隔離滞在場所から出ることは出来ません。買い物も知人等に依頼する等の必要があります。また、隔離用アプリの使用を求められ、スマートフォンを所持していない場合は、毎日隔離滞在場所に警察が確認に来ることになっています。なお、違反すると高額な罰金などの罰則がありますので、注意してください。

ワルシャワの人魚の伝説をご紹介します

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今日はワルシャワのシンボル「人魚」の伝説をご紹介しましょう。
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今年のポーランド・フェスティバルは9月26日!

ポーランド広報文化センターのPR動画

みなさん、こんばんは。
今日は毎年秋に開催しているポーランド・フェスティバルのお知らせです。今年はYoutubeのライブでオンライン開催となりました。コロナ禍で残念ながらではありますが、オンラインのいいところは全世界どこからでも、どなたにでもご参加いただけるできるという点だと思っています。ぜひぜひご来場くださいネ。

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中世からの歴史を感じて…クラクフを知る

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中央広場と聖マリア教会(左)

 

クラクフはポーランドが世界に誇る「古都」で、歴史的建造物群という観点からの都市だけではなく、この町にある空気から、人々の気質までを含めて有形無形の文化財の宝庫と言っても過言ではないでしょう。ユネスコ世界遺産の登録が始まった初年度にクラクフは世界から選ばれた12の場所のなかに入ったという世界遺産のなかの世界遺産なのです。

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ヴィスワ河畔のヴァヴェル城

中世からの歴史と古い街並み、数多くの美術館、博物館を持つこの町は、ポーランド歴代国王の住まいでもあり、長きにわたりポーランド文化の発信地となってきました。国王の居城で、戴冠式の場であったヴァヴェル城、ヴィト・ストフォシュ作の見事な祭壇を備えた聖マリア教会、ポーランド最古のヤギェウォ大学、さらにヨーロッパ最大級の中央広場は世界遺産に指定されたクラクフ歴史地区の中にあります。また、クラクフを語る上で忘れられないユダヤ系住民が独自の文化と伝統を培ってきたカジミェシュ地区もゆっくりまわってみたいみたいエリアです。

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14世紀創立のヤギェウォ大学コレギウム・マイウス

歴史地区には中世の都市計画に従って建てられた建物がそのまま残っています。旧市街をぐるっと囲む遊歩道のようなプランティ公園は、かつて市街地を囲んだ防壁の位置を教えてくれます。フロリアンスカ門、見張りのためのやぐらやバルバカンなどはその当時の堡塁の名残なのです。
だれかと待ち合わせたり、偶然出会って話し込んでしまったり、出会いの場所といえば何よりも歴史地区の中央広場を挙げることができます。広場には織物会館、聖マリア教会、聖ヴォイチェフ教会、旧市庁舎があり、広場の周囲を囲むのは、ほぼ中世そのままの姿を保っている美しい石造りの中層建築群です。

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聖マリア教会内ヴィト・ストフォシュ作の聖壇

小高い丘の上にそびえるヴァヴェル城は私達日本人がよくイメージする丘の上のお城そのものです。ポーランドの歴史とポーランドの人々にとって何よりも特別な場所であり、歴史の中の栄光とかつての強大なポーランド共和国を象徴するものといえます。16世紀初頭ルネサンス様式の建築で、城が所蔵する多くのコレクションのなかでも圧巻なのはルネサンス期にブリュッセルの織物工房で製造されたタペストリーの数々で、これは見逃せません。

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王の道と呼ばれたフロリアンスカ通り

語り尽くせない魅力にあふれるクラクフ。一度訪れるとまた来たくなる、リピーターの多い町ですが、なぜここを再訪したくなるのかは、クラクフの街の魅力を体験した旅人の瞳を見れば明らかです。この町の人達とのふれあい、文化や歴史、味覚やアトラクションを心まで満喫し、去りがたい思いを抱えて帰ってゆく、そう言ってもよいと思います。
毎年開催されるベートーヴェン音楽祭、ユダヤ文化フェスティバル、短編映画祭、国際大道芸フェスティバル、そして古きよき時代へのノスタルジアにあふれるクラクフ音楽祭、クリスマスマーケットは、「クラクフ系」と呼びたくなるほどクラクフらしい評価の高いイベントです。

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カジミエシュのユダヤ寺院

「クラクフ系」とはどういったものでしょうか?
たとえば、カロル・フリチがデザインした1911年完成の歴史的カフェ、「ヤマ・ミハリカ」にぜひ入ってみてください。その答えはおのずとわかってくるはず。アール・ヌーヴォーの内装はまるで世紀末のパリのムード、でもウィーン風の朝食を食べながら交わされる会話は「クラクフ系」。
そう、芸術、文学、そして恋についての話題は尽きることがないのです。

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カフェ・ヤマミハリカJama Michalikaのステンドグラス

コロナ禍が落ち着いたらクラクフにお出かけになってみませんか? 暮らすように旅する体験を最低2,3日おすすめします。するときっと「クラクフ系」の意味がおわかりになると思います。
ポーランドへは成田からLOTポーランド航空が運航中で、8月7日現在日本人の入国制限は行われていません。また、入国後の14日の隔離も免除されています。

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いつでもフォトジェニック…クラクフ歴史地区

 

ほっこり旅を楽しむ南ポーランド・タトリ山地 – カスプロヴィ山ロープウェイ乗車が記名式になりました

タトリ山地の奥深く、秘境にあるモルスキェ・オコ湖。その意味は海の瞳

ザコパネはタトリ山地のあるポトハレ地方にあり、夏のシーズン中は登山やトレッキングのベースとして、冬はスキーでにぎわう町。温かい木造りのザコパネ様式の家々が続き、この地方の名産オスツィペク・チーズを昔ながらの製造法で作る羊飼い達、おかみさんたちが編むウールの手袋やセーター、フェルトやムートン製品などおみやげグッズもたくさん。青い山脈には緑が輝き、秋は紅葉、そして冬の白銀の世界と四季折々に自然を体感できるポーランド屈指のリゾート地として昔から知られてきました。

ザコパネはザコパネはタトリ山地のあるポトハレ地方にあり、夏のシーズン中は登山やトレッキングのベースとして、冬はスキーでにぎわう町。温かい木造りのザコパネ様式の家々が続き、この地方の名産オスツィペク・チーズを昔ながらの製造法で作る羊飼い達、おかみさんたちが編むウールの手袋やセーター、フェルトやムートン製品などおみやげグッズもたくさん。青い山脈には緑が輝き、秋は紅葉、そして冬の白銀の世界と四季折々に自然を体感できるポーランド屈指のリゾート地として昔から知られてきました。
ポトハレは、あのキュリー夫人が愛した土地でもあり、夫ピエール・キュリーも1899年の夏にザコパネを訪れて、夫婦でポーランドの最高峰リスィ山に登頂しました。

さて、今日の本題ですが、タトリの登山でよく利用されているカスプロヴィ・ヴィエルフ山の頂上までのロープウェイについてのお知らせになります。
コロナ禍のために先日から乗車は記名式になっています。オンラインでチケットを買う場合は、写真入り身分証明書(日本の皆さんの場合パスポート)の番号と利用者の名前を明記します。一人で複数人数の予約をする場合は、とりあえず予約者の身分証明書が必要で乗車当日には全員が身分証明書を提示することになっています。また、乗車日時の変更は乗車の24時間前までなら可能です。さらに、一度に乗車できる人数は定員の半分の30名となっていますのでご注意ください。

 

ウェビナーでポーランド・コース研究を開催

こんにちは。皆さんいかがおすごしですか?
コロナ禍であちこちの観光局や団体がウェブセミナーを開催している今日この頃。先月からいろいろ試行錯誤を重ねまして、取り急ぎ今月22日、23日にポーランド・コース研究と称してウェビナーでセミナーを行うことになりました。今回は旅行業界やメディア関係者限定ですが、一般向けにも需要があれば実施したいと思っています。個人で旅行をしたいと思っている皆様へのアンケートが最後にあります。どうかご協力ください。

今回は以下の内容で実施になります。

「ポーランドコース研究」(旅行業界関係者対象) 第1回
 ・ワルシャワ(世界遺産)とクラクフ(世界遺産) 
 ポーランドの世界遺産のなかでも定番2都市にプラスアルファの魅力を付加します
開催日時: 同じ内容にて2つの日程で実施予定です。
1) 2020年6月22日14:00~14:40
 登録→https://zoom.us/webinar/register/WN_RqfLEZM5QgGnvEbyfK03Vw
2) 2020年6月23日14:00~14:40
 登録→https://zoom.us/webinar/register/WN_BFMbYqrSQHyc9t0TbNkSDw

    ※お申し込みにはお名前のほかご所属(社名・団体名)電話番号(会社のものでも携帯でも結構です)をお忘れなくご記入ください。現在6月22日のお申し込みが多くなっていますが、23日はまだ空きがあります。定員各100名。

    [予告]次回以降は下記の内容で予定をしています。
    第2回  グダンスク、トルン(世界遺産)からポズナン
    バルト海から美しいゴシック街道を南下、フォトジェニックなポズナンへ至るルート
    第3回  ヴロツワフ(世界遺産)とドルヌィ・シロンスク地方
    古城街道、自然、世界遺産、ショパンの足跡、ポーリッシュポタリーなど魅力いっぱいの南西部探訪ルート

    【個人旅行者アンケート】

    今日は聖ヨハネ・パウロ二世の生誕百年目の日

    ポーランド出身の初のローマ教皇であった聖ヨハネ・パウロ二世(ポーランド名カロル・ヴォイティワ)。クラクフの街の中にもゆかりの場所はあちこちにありますが、百年前にカロル・ヴォイティワが生まれたのはクラクフの西にあるヴァドヴィツェという静かな町の広場にある家でした。

    ポーランドのおうちごはん♡もちもちのナレシニキ作りに挑戦

    ポーランドのお手軽料理の定番ナレシニキ。デザートやお食事用にとトッピングや中味を変えればいろいろなアレンジができる便利なお料理です。材料は本当にシンプルなのですが目分量で作るとかなりの割合で失敗してしまいます。そんなわけで今日は絶対に失敗しないかんたんナレシニキのレシピをご紹介!ぜひ挑戦してみてくださいね。

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