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旅の健康情報 3月9日

こんばんは。昨日に続き、今日の更新情報です。
3月8日夜、現地では11人目の感染が確認されました。南ポーランドのシロンスク県(県都カトヴィツェ)のラチブシュでは昨日すでに一人目に続き、二人目の感染が確認されました。また、本日クラクフで1名、その他4名の陽性が確定し国内の感染者は16名となりました。
クラクフの感染者は、60才の男性でイタリアにスキーに行って感染したといわれています。

以下、昨日2020年3月8日保健省発表の感染状況です。
感染者11名
入院168名(感染者を含む)
隔離932名
経過観察7122名

近日中に罹患者人数は、これまで感染者が出た各国の状況に照らし合わせて、ポーランドでも急に増加すると予想されているとシュモフスキ保健相はTOK FMでのインタビューで語りました。
マゾヴィエツキェ県(県都ワルシャワ)では2件の感染が報告されています。コンスタンティ・ラジヴィウ県知事によれば、現在23名に検査を行っており、27名が隔離となっているとのことです。ポーランド国立衛生局は1000名以上が集まる大規模の催物の開催は推奨しないと通知しており、各県もそれに準ずる方針を近いうちに発表すると思われます。
現在、ヴロツワフ1名、シチェチン1名が重篤な状況にあります。

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、LOTポーランド航空は3月9日までポーランドとイタリアを結ぶ全便の運休、またWIZZAIRはワルシャワ、グダンスク、カトヴィツェ発のベルガモ(伊)行き便を4月3日まで運休を決定しました。

以上

旅の健康情報 3月8日

ポーランドにおける新型コロナウイルスに関する情報を掲載します。

3月8日現在国内では8名の感染が確認されました。ポーランドでは3月4日にひとり目の感染が確認された後、7日には5名、8日は3名増え、計8名の感染が確認されています。
都市別ではジェロナ・グラ1、シチェチン2、ヴロツワフ1、オストルダ1、ワルシャワ1、ラチブシュ1、その他外国人1名(ヴァルミア=マズーリ県内)
前日の3月7日20時段階では、感染者6名、入院146名、隔離1548名、経過観察6409名。(保健省発表)

また、本日、ポーランド南東部ポトカルパツキェ県庁広報担当者は、同県内に現在感染を疑われる6名が病院に収容されており、目下PCR検査を行い、感染者と接触のあった273名に対して自宅で経過観察を行っていると発表しました。
国内では1日100件ほどのPCR検査を行っていますが、保健省では1日当たり2千件超の検査能力があると発表しています。

ポーランドでは本日新型コロナウイルス感染対策のための法が成立。労働者が隔離および経過観察(モニタリング)に置かれた場合、テレワーク(在宅ワーク)の実施を認めと学校や幼稚園、保育園が閉鎖された場合、14日迄を限度として保護者に育児手当を支払うことが定められています。

現在、特にポーランドの日本からの入国には制限は出ていません。

もしも新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合は

保健省の24時間インフォライン
tel. +48 800 190 590(日本のスマホからローミングで電話するときは+48を入れます。英語は6を押す)へ相談し、ウイルス感染の診断が下りた場合、大使館領事班までお知らせください。

日本国大使館領事班連絡先
tel:+48 22 696 5005 [09:00~12:30,13:30~17:00]
e-mail: cons@wr.mofa.go.jp


新型コロナウイルス…反応が気になる悩み

最近、ご質問の中に「これからポーランドに旅行の予定ですが、現地で新型コロナウイルスの感染が拡大している東アジアから来たということで差別されたり、不愉快な目にあったりしないか気になります。どうでしょうか?」といったものが増えてきました。
今のところ新型コロナウイルス関連で何か現地で上記のような問題があったという情報は入ってきていません。ただ、旅行者の側として、自身の健康を守るため、また不必要に不安を煽らないためにどういう対策がとれるのかをまとめてみました。

1.海外旅行保険にご加入ください。    
ポーランドでは治療費が最低3万ユーロ、また移送費、帰国費、救援費などをカバーできる保険への加入が義務付けられています。(EU内でポーランドと相互の協定がある国の保険に加入している場合は除く)
      
Q1「保険料がもったいない、調べられないんでしょう?」
  義務付けられていますので必ずご加入ください。
Q2 クレジットカード付帯の保険があるからいいでしょう?
補償金額が必要最低限に達していない場合が多いので、ご確認ください。
  補償内容に関する説明書(極力英語版)を保険会社に発行してもらってください。

※保険のメリット 疾病・傷害の治療費以外にもたくさんメリットがあります。
①たとえば、自分や親族の病気で、日程変更を余儀なくされた場合、オプションによってはこれがキャンセル料などがカバーされます。
②手荷物の破損で航空会社が補償してくれない場合は保険で対応。
③所持品が盗難被害に遭った場合も補償。

2.体調不良の場合は旅行をキャンセルする勇気を持ちましょう。
 (海外旅行保険で上記のようにカバーされる場合があります)

3.いざとなった場合、どこにどういう手順で連絡をすればよいのかをメモにしておきましょう。
在ワルシャワ日本大使館のホームページにコロナウイルス関連の情報が掲載されており、順次更新されています。こちらをご覧ください。
・在ポーランド日本国大使館 
・24時間対応の医療インフォライン(英語可)(+48)800-190-590 
※日本の携帯電話からは(+48)が必要です。ポーランド国内からの通話の場合は無料

4.健康ならマスクなしで
普通のサージカルマスクは新型コロナウイルスを防ぐ効果はないといわれます。また、現地では普段から日本のように頻繁にマスクをする習慣がないため、目立つ大きな白いマスクをかけることによって、伝染病に感染しているというように見えがちです。

5.頻繁に手を洗い、消毒用ジェルなどを併用
・ ポーランドには液体せっけんが設置されているところが多いです。
  気になるなら固形のミューズ石鹸を(カットして)持って歩くのも手。
・ 手洗い後ドライヤーでの乾燥は避けて、ペーパータオルを利用。
  ない場合携帯用ティッシュで代用する。

6.素手でいろんなところを触らない。(ドアノブ、機内誌が案外盲点。機内のトイレなどを利用するときは使い捨て手袋を使う等、自分で対策。)
・ うがい薬でうがいをする。50ml程度のものを持って歩くのがおすすめ。

7.ポーランドでの感染の現状(3月6日現在)1名
ポーランド西部ジェロナ・グラの病院に3月4日より感染者1名が入院中です。

以上、ご参考になれば幸いです。