
あるお客様から、秋に予定していた旅行を取り消ししたらキャンセル料が発生し、しかもそれが高すぎて納得がいかないというお電話をいただきました。もしかしたら似たケースがあるかもしれないので、こういったトラブルの消費者相談窓口をご紹介したいと思います。
今回お問い合わせのあった田中さん(仮名)は今秋音楽イベントに参加するために旅行を計画して、エーピー旅行社(仮名)に手配を依頼しましたが、コロナウィルスの感染拡大が気になってキャンセルすることにしました。田中さんはエーピー旅行者はポーランドの旅行会社だと思っていらっしゃったようですが、その後、日本の旅行会社であることが判明しました。
田中さんがキャンセルを伝えたとき、エーピー旅行社からは旅行代金の約20%のキャンセル料をお支払いくださいという旨の連絡がありました。
「約款を提示されたわけでも、具体的な契約書があるわけではなく、キャンセル料については突然連絡がきてこれだけ払ってくださいということだったんです。事前に説明もなかったので、あまりだと思います。どうにかならないでしょうか…」と田中さんはがっかり。
今はまったく今後の見通しがつかないので、旅行商品を買う(申し込む)場合は、契約する前に契約書や約款には必ず目を通してみて、もしもキャンセルになった時はどういう負担になるのかを確認をしてみてくださいね。
今回の件については、日本旅行業協会の消費者相談室をご紹介させていただきました。そう、ここで一点ご注意いただきたいのは、日本国内に旅行業登録のない外国の旅行会社が相手の場合です。現地の法律に従うことになりますので、その点もよく理解いただいた上でご利用ください。
日本旅行業協会消費者相談窓口のご案内
電話またはFAXで(E-Mailは受け付けていません)
電話 03-3592-1266(10:00~17:00)
FAX 03-3592-1268 (土日祝・年末年始はお休みです)
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