ティトゥス・ブジョゾフスキの世界!旅心キューンのファンタジックな街並み

こんにちは。今日はみなさんにポーランドの新進画家ティトゥス・ブジョゾフスキさんの世界をご覧いただきたいと思います。
絵のテーマになっているのは東ポーランドの珠玉の都市ルブリン、ザモシチ、プシェミシルです。
どこもユニークな建物やモニュメントなどをファンタジーあふれるブジョゾフスキさんの作品の元になった都市も画像を入れてご紹介していますので、ぜひ最後までごらんください。

ティトゥス・ブジョゾフスキの描くポーランド東部の町

さて、次はルブリン、ザモシチ、プシェミシルの実際の写真です。

ルベルスキェ県の県都であるルブリンは東ポーランド最大の都市

ルブリン
緑豊かな落ち着いたたたずまいを持つルブリンはルブリン・カトリック大学やキュリー夫人の名前にちなんだマリー・キュリー・スクウォドフスカ大学といった高等教育機関がある大学町でもあり、毎年10月になると大学の新学期が始まるので多くの学生がルブリンで新生活を始めます。
さて、このルブリンが史上に初めて記録されたのはいつだと思いますか?なんと6世紀のことなのです。7世紀には今の旧市街とそのすぐ北の地区や中心部の南に人々が定住し、その後、10世紀から11世紀にかけてそういった集落が商いの中心となりました。12世紀には東方からの外敵の攻撃に備えて防御体制を敷いたとされています。現在の町の名前はこの頃から使われています。
外敵の略奪や破壊を受けながらもルブリンは徐々に発展し、1317年には勅許状を受けて都市に認定されました。そして、カジミェシュ大王が1341年に城と都市をぐるっと囲む城壁を作り、クラクフのような城塞都市になったのです。
この町は、ポーランド史に詳しい方はご存じかもしれませんが、1569年にポーランド王国とリトアニア大公国の連合国家が成立した「ルブリンの合同」の地としても非常に有名です。

イタリア・パドヴァの町に魅せられたポーランド貴族が築いた計画都市

ザモシチ
イタリア・ルネサンス薫るザモシチの街並み…美しい計画都市として知られる可憐な小都市は、ヤン・ザモイスキiという一人の富裕な貴族の夢と理想から誕生しました。世界的にも比類ない、都市計画の上に築かれた建築群の集合体であり、まさに「理想都市」に近いものといっても過言ではないでしょう。ザモシチが「ルネサンスの真珠」に例えられるのは言葉にしつくせない上品な美しさと高い歴史的価値の集大成ともいえる見事な建物群が続くから。広場のなかでひときわ目立つ塔がは旧市庁舎。そしてこの広場には一階部分が回廊のようになった堅牢な建物に囲まれています。多くの建物のなかでも色彩鮮やかなアルメニア商人の旧宅は圧巻!
世界遺産として登録されているこのザモシチは、東部を訪れるならぜひ立ち寄ってみたい町です。

ポーランド南東部の都市プシェミシルはかつて東西交易のクロスロードになった町

プシェミシル
プシェミシルはポーランド南東部のポトカルパツキェ県の中核都市のひとつ。千年超の歴史を誇り、昔から東西交易やそれにともなう文化の交流の交差点として歴史の舞台となってきた町です。市内には旧墺軍が残した城塞やキリスト教と東方正教会、そしてユダヤ教関連の史跡も多く残ります。

いかがでしょうか?ティトゥス・ブジョゾフスキさんの描くポーランドの各都市を今後も順番にご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに。

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